京都中が桜一色に彩られる春のこの時期、宵の桜を見る風流はその昔からで、夜桜といえば“祇園円山の枝垂れ桜”であった。今は、清水寺、高台寺などとともにライトアップされ、その美しさは幽玄の世界。ぞくっとするような妖しげな美しさに“願わくば 花のしたにて春死なん そのきさらぎの 望月のころ”の西行の句が思い出される。これに先駆け、3月12日〜21日には「京都・花行路」のイベントが開催される。北は青蓮院から円山公園・八坂神社を通って、南は清水寺までの散策路に露地行灯が並び、白壁や土塀、石畳がほのかな灯りにうつし出される。
 
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