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香り豊かな北海道産最高級玄蕎麦を使用

「蕎麦づくりには、陶芸と同じ難しさがある。毎日同じ材料を使っていても二度と同じものは作れないし、気温や湿度、その日のコンディションまで蕎麦にはきっちりと伝わっている、それがまた面白い」と蕎麦づくりの奥深さを語る店主の村田さん。味の基準は“自分が美味しい”と思うこと。各産地の蕎麦で試作を繰り返した結果、ご主人の心を射止めたのが北海道産の最高級玄蕎麦です。「香りも豊かで噛むほどに旨味も出てくる。味も収穫も毎年安定していることも気に入った理由かな」。毎日使う分だけを石臼にかけ、1割のつなぎと水を加え蕎麦を打ちます。透き通ったように白い麺は細身ながらもしっかりとした食感が楽しい。「盛りで蕎麦の風味をそのまま味わっていただいてもいいし、寒い季節には紙鍋蕎麦もおすすめ。紙鍋蕎麦は鴨汁そばからヒントをえた同店のオリジナルです」。火にかけたこだわりの出汁に蕎麦をくぐらせて、薬味といただくスタイルで、京野菜や京都の油揚げも同時に楽しめるとあって女性客に大人気です。

もうやん

無農薬の米と野菜、そして器は父親の手作り

店で使用している近江米や京野菜、また薬味や一品料理を入れる器まですべて滋賀県安曇川町で農業を営むご主人の父親の手作り。「米も野菜も有機野菜で味・品質共に最高。何より一番信用できる人間から材料を分けてもらっているという安心感がいいですね。もの作りに対する父の真剣な姿勢は、いつも見習いたいと思っています」。

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創作蕎麦料理とこだわりの酒

脇を固める料理には、蕎麦を使った創作料理がズラリ。中でも「そば春巻き(680円)」はほとんどの客が注文するという自慢の逸品。サクサクとした歯触りに蕎麦とゴボウの香りが一度に楽しめます。「いろんな料理と蕎麦を組み合わせられる、新しいスタイルの蕎麦屋でありたいですね。その思いから、お店もモダンなつくりにしています。バーと勘違いして入って来るお客さんもいますが、それもあり(笑)」。そして蕎麦といえばお酒も気になるところ。「自分の蕎麦に合うお酒はないものかと探した結果、とうとう酒を作ってしまいました。その名も『もうやん』。純米吟醸酒と本醸酒の2種あります。しっかりとした旨味があって、蕎麦の香りと混ざった時が最高に美味ですよ」。“自分が美味しいもの”その思いから生まれる自由な発想の料理と酒を味わいに訪れてみましょう。

もうやんもうやん もうやん

Spot information

  • 営業時間11:30~22:30(フードラストオーダー22時)【大晦日は時間、メニューなど変更なし】
  • 定休日水曜(祝日は営業)
  • 場所京都市北区上賀茂桜井町第二メゾンナカジマ一階
  • URLhttp://www.mouyan.com
  • 交通市営地下鉄「北山」駅4番出口より徒歩3分
  • 電話075-724-0077
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