昭和2年創業の「京都一の傳」。店名は、"誠意を持って人に接する心を伝え続ける"―「誠意一伝」を由来としています。看板にするにはなかなか覚悟のいる言葉ですが、その決意を表すように「一」と勢いよく描かれたのれんをくぐれば、「京都一の傳」の想いを、店内のあちこちで感じ取ることができます。スタッフが笑顔で迎えてくれる広々とした玄関や、坪庭を眺められる待合スペース。総畳敷きの食事フロアに、特別感たっぷりの個室。情緒ある町家の空間を生かした店内は、どこもくつろげることを最優先に考えた造りになっています。とはいえ、訪れた人の心を掴んで離さない一番の理由が、こちらでいただけるランチ。家庭を持つ女性も使いやすいようにと、食事はお昼の時間帯のみになっています。
「京都一の傳」のメニューは月替わり。自慢の西京焼『蔵みそ焼』を主役にした「おもてなし料理」(3,850円)一つだけです。コースは「季節の前菜盛り合わせ」からスタート。トレードマークの"一"の字をかたどった器に、彩り鮮やかな前菜が運ばれてくると、一気に心が弾みます。そして丁寧に出汁をとった椀物、炊き合わせと続き、いよいよメインの登場です。こちらの『蔵みそ焼』は、京都一の傳秘伝の味噌床に2昼夜以上漬けた旬の魚を、料理人が丁寧にじっくり焼き上げたもの。味噌が主張し過ぎず、脂が乗った魚とよく絡んで奥行きのある味わいになっています。ゲストの着席と同時に火にかけられ、程よいタイミングで供されるツヤツヤの土釜ごはんとの相性も、言わずもがな。ここは恥じらうことなく、おこげまで食べきるのが正解。最後のひと口まで、満足すること間違いなしでしょう。
一切れから買える、ふっくらおいしい西京漬。
1階では一番人気の銀だらやさわらといった定番商品8種に加えて、期間限定の西京漬が一切れから買うことができます。自宅用はもちろん、詰め合わせも用意されているので贈り物にもぴったりです。
店名 | 京都一の傳 本店 |
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URL | http://www.ichinoden.jp/ |
住所 | 京都市中京区柳馬場通り錦上る十文字町435番地 |
交通アクセス | 京都市営地下鉄烏丸線「四条駅」・阪急電鉄「烏丸駅」下車、徒歩8分 地下鉄東西線「京都市役所前駅」、「烏丸御池駅」下車、徒歩10分 JR「京都駅」より地下鉄烏丸線乗換 「四条駅」下車 ※錦市場から柳馬場通りを北へ徒歩1分 |
TEL | 075-254-4070 |
営業時間 | 10:00~18:00 ランチは11:00~14:30(L.O.) ※メニューは月替わりです。 |
定休日 | 水曜日(祝日の場合は翌木曜日) |
座席数 | 全45席(個室の予約は3名様~) |
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