京阪出町柳駅から河原町通へ抜け、北へ上ると左手にあるのが京つけものと味噌の店「田辺宗」です。町家の佇まいでありながら、いわゆる"うなぎの寝床"ではなく、その堂々とした間口の店構えに老舗の風格が漂います。この店の奥にある蔵を改装し、表の店に並ぶ京漬物や味噌を、京野菜など旬の素材とともに提供しているのが「旬彩ダイニング 葵匠」です。
"老舗の蔵を改装した"と聞けば和情緒たっぷりなのかと思いきや、長いエントランスを抜けて広がるのは、無駄なものを一切省いた清々しい空間。市松や七宝など、日本古来の文様を大胆に配したしつらえはモダンな印象ですが、かつての蔵の梁や扉はそのままに生かされており、この空間に違和感なく馴染んでいます。
葵匠でぜひいただきたいのが、京漬物を握り寿司にした名物「お漬物寿司」。旬のお漬物をまとった一口大のお寿司が、行儀よく皿に並んで登場します。「どれからいこうか」と迷いつつ、まずは彩り豊かな赤かぶら漬を。パリパリとした食感に、ほどよい酸味が爽やか。同じく通年食べられるごぼう漬の歯ごたえもクセになりそうです。夏には瑞々しい茄子、冬には京名物の千枚漬と、寿司ネタになる漬物も変わります。そんなところにも京都らしい繊細さ、季節感を大切にする、老舗のこだわりを感じます。
他にも「季節のお魚の味噌漬」や、生麩が入った「特製白みそ鍋」など目を引くメニューが多数。「京の老舗の味を少しずつ、色々楽しみたい」という"美味しいもの好き"の欲求を満たしてくれる、懐深い一軒です。
京都人も通う、老舗の味を家庭でも。
「旬彩ダイニング 葵匠」で好みのお味噌やお漬物と出会えたら、表の「京つけもの・味噌 田辺宗」へ。
家族へのお土産に、旅の思い出にお気に入りの味を連れて帰ることができます。
営業時間:10:00~19:00 年始休業
TEL:0120-06-1269 FAX 075-231-6157
URL:http://www.tanabeso.jp/
店名 | 旬彩ダイニング 出町 葵匠 |
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URL | http://www.tanabeso.jp/aoi/ |
住所 | 京都市上京区青龍町218 田辺宗蔵跡 |
交通アクセス |
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TEL | 075-213-3559 |
営業時間 | 11:30~15:00、17:00~22:00 |
定休日 | なし |
座席数 | 46席 個室あり(10席) |
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