春の訪れを感じさせるような陽気に恵まれた当日。『松竹梅白壁蔵「澪」と<京の甘いもん>を楽しむ会』の会場となったのは、春や秋の特別公開期間以外は非公開となっている安楽寺です。
本堂に集まったゲストの皆さんへ、まずはご住職から安楽寺の由緒について説明がありました。鎌倉時代に創建したことや法然上人に縁のある2人の僧侶が開基であることなど。そして、お話の最後には、「桃の節句らしく、頬を桃色に染めて楽しんでくださいね」という粋なメッセージ。
皆さんもにっこり笑顔になって、温かな雰囲気の中、会がスタートしました。
ピンと空気が張りつめていた本堂から、薪ストーブのある暖かな空間「椛momiji」 へと場所を移したら、いよいよスパークリング清酒「澪」とスイーツを味わうお楽しみのとき。
ここで、当日までヒミツになっていた3つの<甘いもん>の発表です。スイーツが運ばれてくると、ゲストの間からはワァッと歓声が!
さっそく、「澪」と共にスイーツを味わう皆さん。「爽やかな風味!」「スイーツに合うなんて意外」と、いろいろな感想が聞こえてきます。
「澪」の入った青いボトルも「キレイな色!」と写真を撮ったり、「食前酒にもぴったり」「日本酒のイメージが変わった!」と会話も弾んで、皆さんすっかり打ち解けた様子で楽しんでいらっしゃいました。
2年前にオープンした祗園ぷりん工房さんに用意していただいたのは、「白壁蔵ぷりん」。「澪」と同じ白壁蔵で生まれた「生もと純米」が生地に含まれており、ほんのりお酒が香る大人の味わいに。「澪のスッキリとした後口が、プリンの甘さを引きたてる」「相性ぴったり!」などの感想をいただきました。
熟練した職人が金平糖を手作りする日本唯一の専門店・緑寿庵清水さんからは、季節限定の「桃あられ」と「柚子」の2種。特に「桃あられ」は桃の節句だったこの日にぴったり! 噛みしめるとフレッシュな香りが広がって、「澪とのバランスがいい」「もっと食べたい~(笑)」という声があがっていましたよ。
歴史ある花街・上七軒にある京和菓子の老舗・老松さんからは、羊羹3種が登場。澪に合うよう口どけがいいものを、とセレクトされた「こしあん」の羊羹に京都では販売されていない「生姜」と「肉桂(シナモン)」。「餡の甘さのあとに、澪のすっきりした甘みがよく合う」とこちらも好評でした!
さらにこの会では、お庭が眺められる書院での「大人のためのプチマナー講座」も実施。小笠原流礼法にならい、座布団の正しい座り方、懐紙のさまざまな使い方を習いました。懐紙はポチ袋や箸置きとしても使えるなど、意外な活用法を知って、ゲストの皆さんも感心しきり。
そして、抽選会では京都の伝統文化や芸術に触れられる鑑賞券をプレゼント! 当選番号が読み上げられるたび拍手がわきおこり、会場は大いに盛り上がっていました。喜んでいただけたようで、スタッフも大満足です!
今後も第2回、3回と開催していきたいという強い思いを胸に、会は無事お開きに。参加していただいた皆さん、本当にありがとうございました!
爽やかな泡が心地よい新感覚のスパークリング清酒「澪(みお)」は、ほどよい酸味と、ほんのり甘い味わいが特徴。食前酒としてだけではなく、デザートやフルーツとの組み合わせもお勧めです。シュワっと立ち上る泡とともに、心ほどける癒しの時間をお過ごしください。
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