宝mono館 e-KYOTO みやびじょん
 
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すし屋の元気とホテルのサービス

新町えんらく


  • 所在地
    北区北山新町上ル75m西側ポスト前
  • 営業時間
    PM:6:00〜AM:1:00
  • 定休日
    年中無休
  • TEL
    075-491-1377

おばあちゃんの店
 中国の言葉で、たくさんの人々を集めて騒ぐという意味のある「燕楽者」に由来する「新町えんらく」は、1999年4月25日に開店した、まだ比較的新しい店である。北山新町の交差点を少し上がると、店の前にしつらえられた赤いアンティークな丸ポストが目を引く。
 この新町えんらくは5号店。1号店は社長の高橋さんが14年前、26歳で先斗町に開いた「厨厨」(ずず)という店だった。高橋さんは元々旅行会社に勤めていたが、「自分も旅行に行きたい」と、気軽に休みの取れる食べ物屋をやることにしたという。
 店名の厨厨は社長のニックネーム「ずずさん」からつけたもので、厨房がたくさんあるという意味も込められている。
 民家を改造した店内は、タイルを使った厨房やブリキ素材のインテリアがあたたかな雰囲気を醸し出している。カウンター以外にも1階に4人部屋が1部屋、4人掛け小上がりが2卓、2階に6人部屋が2部屋あり、家族連れや元町小学校(近所にある)のPTA会合などのあとによく利用される。寒い時期には炬燵が用意されて、ぬくぬくと温まりながら酒や料理を楽しめる。
 「ヒラメさん、生中イッチョウ!」、「観音さんのグレ酎あがりました!」・・・新町えんらくでは、座敷だけでなく、小上がりにまで名前がついている。これらの面白い名前の由来は、実際に店に行って確かめると納得できるだろう。
炬燵とおでん−心安らぐ空間がある

日替わりメニューは黒板に・・・
 新町えんらくで使う素材は、基本的に「厨厨」本部が厳選した素材を中央市場で一括仕入れしたものだ。
 メニューは、毎日変わる旬のメニューと、ベースになる定番メニューの2つに、大きく分類する事ができる。新町えんらくお薦めの定番メニューはおでん。おでんはあっさりしていて少しも嫌味がなく、いくらでも食べられるから大人気である。タネには大根、こんにゃくといった定番もののほか、おでんダネとしては珍しいロールキャベツがある。がんもどきには山芋を使用、新鮮なえんどう豆がたっぷり入っている。おでんの味を一定に保つのは案外大変なものだが、新町えんらくならそういう心配はない。
 飛騨こんろを置いて自分で焼くししゃもえいひれ剣先いかなどもおすすめである。座敷に座って目の前の炭火を眺めていると、店に来ているというよりは、まるで自分の家にいるような錯覚に陥る。ここで時々肴たちの炙られ具合を気にしながら杯を傾けるのは、まことにオツなものと言える。
 新町えんらくのおすすめのひとつ、串焼きには、牛の耳のうしろの肉である「みみかぶ」や鶏の首の「鶏ネック」など、ちょっと面白い部材を使った串焼きがある。
 殊にみみかぶは、ひとくち頬張るとそのしねくねとした食感にまず魅了され、次にねっとりと深い出来の肉汁が口中に広がってゆき、いつのまにか虜になっている自分に気付いてしまう。焼き具合も申し分なく、実に色っぽい逸品だ。
 その他のおすすめメニューとしては、さっぱりとした茶蕎麦の胡麻だれサラダチンジャー干しかれいしめさばなどがある。特にしめさばは、酸味をおさえて鯖の素材が持つ旨みを極限まで引き出した、秀逸な品。刺し身に極めて近い、言わばぎりぎりの出来である。
元気と笑顔

”ショッカー”吉岡さんが自ら筆をとるメニュー
 
 「厨厨」チェーンでは、ゲストのもてなしはそれぞれ各店に任されているが、どのお店でも笑顔と元気がモットー。新町えんらくをとりしきるのは「ショッカー」と呼ばれる若き店長・吉岡さん。どんな小さな事にでも誠意をつくす、これからが楽しみな期待の星である。実はえんらくのメニューは吉岡店長の手書きなのだ。

 銭湯の帰りに寄れるような、誰もが気楽に過ごせる店作りを目指す新町えんらくでは、ゲストの声をとても大切にしている。アンケート用紙を設置して、ゲストの声を店にフィードバックしたり、社員どうしで指摘しあって、きめこまやかなフォローをするように努力しているのだ。
 素晴らしくキメ細かいもてなしに、必ずまた来たくなる店、それが「新町えんらく」だ。



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