西陣の歴史に育まれ、新しい時代を構築する |
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京が誇る西陣織の美を雅やかな菓子で表現
日本を代表する高級紋織物として、あまりにも有名な西陣------。「先染めの紋織」という手法により、あらかじめ染められた糸を用いて織り出される紋様は、雅やかな京の美を表現しているかのようである。 千本玉壽軒の代表銘菓「西陣風味」は、そんな西陣織の美しさをモチーフに創出された、詩情あふれる菓子である。黒胡麻の入ったこし餡を、羽二重餅の皮で巻き込み、氷餅をまぶした様子は、反物の美しさを見事にデザイン化している。また、なめらかな口当たりは、柔らかい絹の風合いを表現しており、味、意匠ともに非常に洗練された銘菓であるといえる。さらに、これを一つずつ畳紙に包み、観世紙縒できりりと結んだ様は、まさに西陣ならではの風情を感じさせる。 「西陣風味」を考案した先代は、本家玉壽軒で修業を積んだ職人だった。昭和十三年に本家の娘と結婚し、暖簾分けの形で、本家玉壽軒が以前あった場所に創業したとのこと。京菓子の店としては比較的新しいともいえるが、そのデザインセンスや味わいは、すでに高いレベルに到達している。 |
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京菓子ならではのデザインを工夫しながら、伝統を築いていきたい |
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商品のご紹介 |
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