伝統の寿司に込められた日本一の気概 いづう |
昔ながらの手法と、 厳選した素材でつくられる鯖寿司 いづうの包装紙には、初代泉屋卯兵衛の名から取ったうさぎ、富士山、三保の松原を描いた簡素な絵が刷り込まれている。この包装紙のデザインは、いづうが天明元年(一七八一)に創業して間もないころ考案されたもの。そして、二百余年の星霜を経た現在に至るまで、一貫して寿司の包み紙として使われ続けてきた。富士山や三保の松原は、いずれも日本一を意味する。つまりこの絵は、いづうが日本一の寿司をつくり続けていくよいう、気概や自信を表しているのである。 古来から、京都の家庭では、祭りなどの「晴れ」の日に鯖寿司がつくられてきた。これに着目した初代泉屋卯兵衛は、寿司づくりのプロとしての技術を注ぎ込み、吟味した材料を贅沢に使うことによって、鯖寿司の商品化を実現したという。 鯖は日本海で捕れた物しか使わず、何代も前から、いづうの鯖だけを扱っている魚屋を通して仕入れている。また、米は近江米を用い、こちらもいづうの寿司米を知り尽くした特定の米屋から入れている。そして、鯖も米も、いづうの寿司専用につくられている特製の酢を使い、丹念に味付けが施されている。昔ながらの手法は今も厳格に守られている。 |
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創業◇元明元年(1781年) 商号◇株式会社いづう 所在地◇京都市東山区市場切通一筋半上ル東側 電話◇075-561-0751 ファクス◇075-561-0750 営業時間◇午前11時~午後11時 定休日◇火曜日(祝日は営業) |
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