●オフィス街にあるギャラリーカフェ |
御池新町。オフィスビルが立ち並ぶ真ん中に「Lugol」はある。
河原町や北山にあるカフェと違い、OLやサラリーマンをターゲットとしたカフェなのだそう。とはいえ、日中は学生や若い女性の姿もちらほら見受けられる。
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●不思議空間 |
店に入る前に、自転車が整然と並べられているので近づくと車輪止めがあり1台ずつきちんと並べられるようになっていた。一見デザインの一部かと思うくらい店先とマッチングしている。
店に入るとすぐに両脇に白いボックス。左側には手作りのアクセサリーが展示・販売されているのが目にとまる。右側には、小さなオブジェと作品展の宣伝のためのポストカードやチラシ。そして、足元に記帳用のノートが奥ゆかしく置いてある。
店内の照明は薄暗く、店先の光が入る席は普通のテーブルと椅子、奥にはガラスのローテーブルとソファになっていて、ゆったりと落ち着けるスペースになっている。
グループでわいわいするなら窓側、カップルや少人数でゆったりと過ごすには奥で、と言う感じであろうか。
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インテリアは60~70年代のものであろうか、古い電話やステレオ、ライト等があり、奥に雑然と展示されているクリエイターの作品と不思議な空間を作り上げていた。
壁にもアーティストによる作品が展示されている。クラシック感あふれるものや、フレームに並べられた近代的アートなどさまざま。店内奥のスペースにはフリーペーパーや、クリエイターのコメント入りの作品等がスペースいっぱいに展示されていて、お茶や食事の合間に席を立ち、見て回っても楽しい。くつろいだ時間に新しい話題を提供してくれるかも。
また、府立図書館を設計した建築士による店舗内はバリアフリー。トイレも車椅子対応になっている心くばりが嬉しい。音響研究グループによる音響効果が更にリラックスを誘い、気が付くと、日が落ちてカフェと呼ぶ時間帯を過ぎていた。 |
●豊富なメニュー |
メニューはコーヒーの他、紅茶・中国茶、ソフトドリンク。ケーキも数種類あり、営業時間内いつでもいただける。もちろんアルコール類も豊富。
お昼には日替わりでランチもあり、はコーヒー・紅茶、そしてチャイがついている。プラス300円でデザートも追加できる。その他パスタやサンドウィッチ、サイドディッシュなどもたくさんある。
こちらのお薦めはハーブティ。洛西のハーブ専門店プロデュースによるもので、リラックスしたい方にはぜひお試しいただきたい。
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●限られた展示スペースには |
「カフェと作家のコラボレーション」というスタイルのため、展示スペースは一般的なギャラリーと違い限られている。そのため、展示費用その他は一定の規定はあるものの相談とのこと。
改めて驚くのは、フリーペーパーの完成度の高さ。「好きこそものの上手なれ」と言う言葉はあるが、クリエイターの意識の高さを感じずにはいられない。
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