●雑貨ショップの上は... |
阪急の大宮駅を降りて、歩くこと1分ほど。そこには四条大宮交差点の喧噪を忘れさせてくれるような、居心地の良い空間がある。昔のままの趣を残す猪熊通に面した、オーナーこだわりの雑貨ショップ「暮らしの工房 和」の二階にある「Cafe和」。入り口にかかっているポットをかたどった看板が愛らしい。一階の雑貨店と二階のカフェのオーナーは共通。「オーナーは凝り性なんです」というスタッフの言葉通りに、こだわりのある品が並んでおり見るものを飽きさせない。
二階のカフェはそう広くはないが、ほっこり落ち着けるような雰囲気を持つのはオーナーの人柄であろうか?10席ほどの店内のいたるところに女性らしい細やかな気遣いが感じられる。
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●drink |
手作りの温かい雰囲気を醸し出すようなメニューもオーナーこだわりのものなのだろう。決してメニュー数は多くはない。が、メニューどれもが「一押し!」といえるほど、全てのものにこだわっている。まず、オリジナルブレンドコーヒー(300円)は、ウォータードリップで8時間かけて生み出される代物。一口ふくむと、十分にうま味を抽出されているコーヒーの強い味わいが広がってくる。
次に紅茶(500円)、こちらではストレート・ミルク・ロイヤルミルクティーを味わうことができる。使用しているのはロウレイズティー。好みの紅茶が見つかれば店内で茶葉とともに茶器を購入することも可能である。
注目すべきはハーブティー。常時数種類のハーブティーをいただくことができる。店にはアロマ専門のスタッフがおられるので、体調や好みに合わせたお茶を相談することができるのがうれしい所。ハーブティーは量り売り(10g260円~)もされているので、自宅で楽しむのもまた良いだろう。
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●food |
昼間のランチは目が離せないところ。オーナーこだわりの有機野菜を使用した松花堂弁当形式のランチは、みそ汁、コーヒーなどがついて850円という安さ、しかも20品目使用を目標としているのでバランスもばっちり。こちらで使われているのは安心して頂ける野菜や食材ばかりなので、小さなお子さんでも安心して召し上がっていただけること請け合い。レシピがほしい、という方には配布も行っている。
さて、カフェのサイドメニューとしてかかせないケーキ類も同様で、国産有機栽培のフルーツや小麦粉を使ったシフォンケーキは評判。やわらかな甘みは、いくつでも食べられそうな感さえ持ってしまう。うれしいケーキである。
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●スタッフの人柄 |
カフェスタッフはとっても親しみやすい人柄の方ばかり。わからないことがあれば、なんでも相談できるその雰囲気はお店も同様。買い物帰りにもよし、ゆっくり読書を楽しむもよし、スタッフとお茶談義をするもよし。いろんな楽しみ方ができるカフェがまた一軒みつかった。
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