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VOL.2
北山紅茶館
店舗写真

●所在地

京都市左京区松ヶ崎雲路町6-12
●営業時間
10:00~21:00
●定休日

●TEL
075-721-8586
●駐車場

 


●木の持ち味

オーナーがニュージーランドで味わったティータイムを京都でも、とつくられたショップ。地下鉄松ヶ崎駅を降りて北山通沿いを歩くこと4分、緑に包まれ、ウッディーな雰囲気を持つ北山紅茶館が見えてくる。外観はいたってシンプル。大きな窓、落ち着いた色合いと、素材の木を生かした作りとなっている。ドアの横には木のプレートに金色の文字で「北山紅茶館」の文字。

ちょっと珍しい全面木で作られているドアを開けると、落ち着いた外観とはまた違った、明るい店内が目の前に現れる。席はテーブル席が30席程度。カウンターも少しある。お天気の良い日には中庭のテラス席でも優雅なひとときを楽しむことができる。

店内入って左側は店で扱う約二十種類の紅茶やフレーバーティーのほか、ジャムなどの販売スペース。紅茶は袋入り、缶入り(大・小)の二種類があるので、最初に買うとき、詰め替えるときなどその用途に合わせて買いわけると良いだろう。販売スペースの上に掲示されているスタッフ手作りの紅茶館ニュースにはその月のオススメ情報が。

キッチンは客席からもばっちり見えるカウンターの向こう側に作られている。紅茶に対して真剣に取り組むスタッフがそろっているというだけあって、スタッフの動きにもあまり無駄が見られない。客として伺っても、全てがオープンなだけに安心感がうまれるであろう。


●メニューも色々

紅茶館では単品の飲み物、単品でのケーキの他にセットメニューがある。
10:00~11:30はモーニングティーセット(\1000)、11:30~14:00まではランチセット(\1000)、14:00~18:00まではアフタヌーンティーセット(\1200)が楽しめる

単品での今月のオススメは、紅茶の中の新茶。この時期しか味わえない一品なのでぜひ味わっていただきたい。

今回は一番のオススメ、アフタヌーンティーセットを試食してみる。
客席中央にある食器類が待つ楽しみを倍増させる。
そうそう、最初に出てくる水入れがかわいいのだが、店内で販売もしていたので思わず買おうかと思ってしまった。しかし、我が家を考えると・・・ここで雰囲気を味わう方がよさそうだ。(笑)

 
●アフタヌーンティー

そもそも、アフタヌーンティーとは?
アフタヌーンティーはハイティーと呼ばれることもあるのだが、イギリスで行われている夕方のお茶の会の事を指す。伝統的なスタイルは、サンドイッチ、スコーン、デザート等が三段のトレイにのっている形。三段のうち、下段から順に頂くのがマナーの基本である。

紅茶館のアフタヌーンティーセットでは、まず最初にポットに注がれた紅茶がテーブルに到着。こちらの紅茶は主にスリランカの上質なものを使用しており、さめないようにそして煮詰まらないように、適度に下から暖めて運ばれてくる。一人ではシルバーのポット、二人以上であれば陶器のポットでのサービスとなる。砂糖は三温糖、ミルクはピッチャーになみなみと注がれているのがありがたい。

そしてお待ちかね、トレイがやってくる。ここで使われているトレイは二段式のものである。上段にはオレンジに彩られたサンドイッチ、下段にはプチシュー、ジンジャークッキー、スコーン、ケーキが。食材に保存料などを一切使用されていないそうなので、お子様連れにも安心。


●ジンジャークッキー

ちょうど店内ではアフタヌーンティーセットにも使われているジンジャークッキーが焼き上がる時間だった。カウンター横のスペースを利用しながら、スタッフが一つ一つ顔を書き込んでいく様子が楽しげ。
紅茶にもfoodsにも、スタッフの自信と楽しさが伝わってくるようだった。