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上杉謙信ゆかりの広大な屋敷は、門を一歩入ると、樹木に覆われた山中の庭園(→この店のこの風景) が広がり、ここに大広間をはじめ、大小の部屋のある建物が建つ。
 
寺の多い京都は、精進料理とともに豆腐も発展し、今ではその美味しさは全国的に知られるようになった。中でも寛永12年創業、現当主が15代目の奥丹は、南禅寺境内でその伝統の味を誇っている。この奥丹が三年坂に店を開いたのは30年くらい前。清水音羽の滝と、良水に恵まれた地は、豆腐には最適。「豆腐はもともと特権階級の人たちが口にするもので、昔は家紋を入れ水なしで納められていた。納められた先で水を吸うことで味に違いがでる。」と豆腐を知り尽くすご主人が語る。
奥丹特有のなめらかで腰のある豆腐を土鍋(→ちょっとお鍋なお話) でゆっくりと煮てゆくと、昆布だしが芯まで浸みて、口に運べば、その香りと旨みが広がり、味わううちに喉もとをスルリと過ぎる。このおいしさに水が果たす役割が大きいことはいうまでもない。ゆどうふコース一通り3,000円。昔どうふコース4,000円のみ。
 
 
所在地 京都市東山区清水3-340
電話 075-525-2051(豆資料館の拝観は要予約)
営業時間 11:00~18:00
定休日 木曜日
 
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