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三条の「カノビアーノ京都」というお店をこのシリーズの最初の頃に紹介したことがあります。そのシェフ「山口 正」さんが、祗園で再び、その実力を発揮する舞台を得ました。それが今回紹介する「ティ・ボリオ・ベーネ」です。そして今回が、「北さん」シリーズの最終回となります。

さて、開店間もないというのに、このお店や料理のことについては、もう多くの方々がネット上に紹介記事を書かれています。それだけ、注目と期待を集めているということですね。さて、まずはお店から紹介していきます。

お店の外観は祇園町のお茶屋さん風なんですが 中はご覧の通り、とてもオシャレでモダンです! 店内は大きく三つの空間で仕切られています。 それぞれに席数もあって、ゆったりとしています。

インテリアと照明は、温かみと柔らかさがあり、
あちこちにさりげない気配りがされています。
余談ですがトイレには、男女別々のモルトンブラウンです。
もちろん北さんが勧めたものでしょう!
注)撮影許可をいただき入らせていただきました。



 

お店の名前 「ti voglio bene」?は色っぽい意味だそうです!
「こんなオシャレなところに、ぼくは絶対男同士で来ません…」と北さん。
ともかく祗園の真ん中に、美味しい料理と贅沢な時間を過ごせる粋な空間が誕生したことが、北さんなによりうれしいようです。
「ここいいでしょ!」と北さんいつもの名セリフです。
「はい、最終回にふさわしいところですね!」
「そうでしょ!」・・・
「まあ、北さんお疲れさんでした!・・・今日はゆっくりといただきましょう!」
なぜか互いにジャケットを着込んでワインで乾杯です。
「ずいぶんやったね!」と北さん
「いや、まだまだいいとこ紹介してもらいたかったんですよ!」
山口 正さん
さて、最終回は、今年2月にオープンしたばかりで北さんの友人でもある「山口正」さんに、再び登場してもらうことになりました。そう!このなんとのもあどけない甘いマスクの笑顔のお方です!
ティ・ボリオ・ベーネのシェフとなった山口正さんは、京都に来て3年、京野菜を使った精進イタリアンで人気の「カノビアーノ京都」のシェフでした。毎朝、野菜を仕入れに畑に通い、食材の勉強をしながら腕を上げ、にんにく、バター、クリームを使わないイタリアンで評判となった人物です。
その山口さん、これまでとは違う、独自の道を探っているというからとても楽しみです!さてその内容はいかがなものだろうか?最終回の注文は、奮発して、夜の料理(おまかせ)12000円!
ではその内容を一気に紹介します。
 
■ホワイトアスパラガスと稚鮎の温かいサラダ   ■エゾボラ貝のソテーとうすいえんどう豆のスープ
■本マグロの冷製カッペリーニ、リヨネ~ズソースで   ■ホタルイカと蕗の薹のカルボナーラ
■油目と春キャベツのブレゼ、生うにのソース 蒸し焼き   ■子羊の炭焼き、筍と菜の花のソテー添え 自家製羊のソーセージ
■デザート各種

※撮影の北住くんの分を含め色々出してもらいました。
料理はご覧の通り、繊細で、洒落ていて、美味しかったです!独特のくぼみを持った器は全てオリジナルだそうです!こだわりの蓋付皿は、直前まで香りを閉じ込める為だそうです。
「にんにく入りトマトソースのパスタを食べさせてよ!」と北さん。にんにく・バター・クリームに手を染めなかった山口シェフに、北さんは容赦なく襲いかかります!
「そのあたり、少しずつですが試していこうと思っています!」禁断の世界に一歩踏み込んだ山口シェフに、これから大いに期待したいと思います! ゆっくり北さんと楽しい2時間。ご馳走様でした! 合掌
■最終回にあたり・・・
これまでの取材先からは「ホームページをプリントして来られましたよ」と何度か伺いました。ご本人も何度か「北さんですね!」と声を掛けられたそうです。このコーナーを見ていただいた方々ありがとうございました。情報が十分ではなかったでしょう、勝手気ままな取材とお許しください。愛用の三代目カメラと北さん「北さんの京都Oh!ばんざい!」は最終回とさせていただきますが、こんなカメラを持って料理の撮影をしている人を見かけたら、どうぞお気軽にお声掛けください!決して危害は加えません!食いしん坊で話し好きの素敵なオジサン「北さん」です!
愛用の三代目カメラと北さん
■店情報
岡北
店名 リストランテ ティ・ボリオ・ベーネ 営業時間 12:00~14:00(Last order) 18:00~21:30(Last order) 日曜休み
住所 京都市東山区祇園町南側570-155 平均予算 [昼](税サ込) 3,500円 5,500円 8,000円
[夜](税サ別) 6,000円 8,000円 10,000円 12,000円(おまかせ)
電話 075-525-7070    
■最後の最後に・・・
店の名の意味ですが … 英語なら「I want you well」だそうです。男二人ワインで乾杯…料理も美味しく和気あいあい!知らなかったとはいえ、店の名前は「ti voglio bene」。
… 店を出ると外国の観光客!… まさかイタリア人ではあるまいな?
「北さん、じゃまた!」私たちは人目を避けるように早足でその場を去った…   完
案内人)北 俊彦  文)八田雅哉  写真)北住邦彦