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・北さんも私も番組制作などでバタバタしていて少し掲載が遅れました。 |
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その店は、北さんの家の近く、丸太町通りにあった。 「いやね!店がオープンした時に、“何だろう”と思っていたんですよ。それで、ふと入ってみたらハマリましてね!」 「3日続けて来られて、“何だろう”この人は?と思ってたんですよ」とシェフの水谷氏。 この二人、共に“何だろう”仲間だった!パスタを茹でている時間を待てば、料理がサッと出てくるといった手際良さ。 この人物只者ではないぞ! 水谷啓郎(みずたによしお)氏30歳。 立命館大学産業社会学部を卒業後、今年6月に『イル・ピアット』をオープン。その前の3年は、西宮のパスタ店で料理担当。さらにその前の3年間は名古屋のイタリア料理店で修行。 その前の2年間は設計事務所とその経歴は多彩だ。 大学は見識を広めるために行ったそうだが、実にパワフルで、これからが楽しみな人物だ。 |
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■本日のランチ ¥800 |
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若い頃、洋食屋さんがやりたかったという水谷氏、この店の大きさがとても気にいっているそうだ。 しかし、高めの椅子にカウンターのしつらえは、外から見ると少し入るのに戸惑う。 一見若者向けのカフェ風というのが正直な感想だがここで本格的なものが出てきたのには驚いた。 自家製のパンも旨いし、なによりこの値段だ。 どうなっているんだ! |
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■アンティパスタの五種盛り ¥950
茄子、ブロッコリー、白ねぎ、人参、セロリの マリネ盛合わせ。 それぞれに主張があってイイ! ますます水谷氏只者ではない。 「小さい店でもちゃんと食べられる店」が ここの主張のようだ。 |
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■アーリオ・オーリオ・ぺペロンチーノ(裏メニュー¥1000)
意地悪だが、メニューにないものを頼んでみた。 「裏メニューですがお作りしましょう」と快く水谷氏。 「このメニューは他のものと一緒に出来ないし、気を使うんで」と準備をはじめた。 にんにく、オリーブオイルと鷹の爪。 素材がシンプルなだけに料理人の腕が試されるメニューだ。 ・・・美味しかった。 |
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■野菜のキッシュ ¥350
「これもいきましょ」と北さん、カウンターのものを指差した。 「野菜のキッシュ」だ。 (キッシュとは、パイ生地を用いた料理のことで、 パイ生地にチーズや下ごしらえした野菜を混ぜ、 クリームを流して焼いたもの) 他にもメニューを見るとアラカルト(一品)が豊富だ。 ワインも¥500で持ち込み可能とある。 「眠っているワインをここで楽しんでもらうんです」と水谷氏。 |
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■ホタテ貝とムール貝のパスタ ¥900 パスタはどれもいいし、他も本格的なものが楽しめそうだ。 店のイメージからは想像できないぐらい メニューが揃っているのにも驚いた。 扉をオープンにした店構えと大きさからか、 敷居が高くなく、親しみを持てる。 こんなカタチも面白い! ・・・でも、だからこの程度ではない。 料理は直球勝負だった! |
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■チキン温スープ ¥400
「スープと野菜は丁寧につくれ!と師匠に教わりました」と水谷氏。 その通りの味だ。どれもしっかりと手が込んでいる料理ばかり。 取材の時は仕入れ前で野菜がなく、 サラダ類が注文できなかったのが残念だが、 ここにはまだいろいろな発見・感動がありそうだ。 |
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■ポテトミートグラタン ¥450 この一品もいい。・・・いやーもっとたくさん食べたいが、 水谷氏は仕入れに出る時間、今回の取材はここまでだ。 しかし、それにしてもリーズナブルだな! 「料理はエンターテイメントでサプライズがなければと思います。 食べざるを得ない食事ですから、楽しさや驚きが必要です」 『イル・ピアット』の店名には、美味しい一皿といった意味が込められているんだろう。 名前通りのモノがここにはあった! 騙されたと思って一度行って下さい。 そして、大いに驚いて下さい。 |
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・・・・あとがき・・・・ ・先日、「千ざい」さんに、取材資料を返却に行った時の事です。このサイトを見て来られた女性にお会いしました。大変食通の方とお見受けしました。お友達もデジスタイル京都を利用されているとのこと、とても嬉しいことです。食の好みはあるにしても、今回もお勧めです!これからも頑張ってこだわりの取材をしたいと思います。よろしくお願いします。また、感想やお気に入りのお店情報などもお寄せいただければと思います。 ・私は、http://www.kyoto-yaoichi.co.jpのサイトの中でも料理レシピの制作をしています。この月1回の取材も楽しみなんです。野菜中心の京風おばんざい(料理)の紹介です。食いしん坊の皆さん!是非ご家庭でもお試しいただければと思います。 |
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案内人)北 俊彦 文)八田雅哉 写真)北住邦彦 |
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