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おそうざいとカラオケが楽しめる

「紅とめこ」

べにとめこ
■所在地 京都市東山区祇園大和大路通四条上ル常盤町161(KTMビル3階)
■電話

075~531~0535・561~3729

■FAX 075~541~6520
■営業時間

【平日】PM6:30~AM2:00
【日曜・祝日】PM6:30~PM11:30

■定休日 第1・第3日曜日
■お料理 食事+カラオケ  5,250円(税込)~
ドリンク+カラオケ 3,675円(税込)~   (応相談)
■その他 カウンター席10席、ボックス席6人×4
税別、カード支払(JCB、UC)可
団体予約可能(カラオケ貸切34名まで、食事18名まで)
駐車場無し
「粋菜婆」すいなバー

四条大和大路を二筋上がり、西に入った右手の3階建てのビルの最上に「紅とめこ」がある。
「紅とめこ」一度聞けば忘れない不思議な名前に感じる。表と裏にあったマスターが経営のスナック「くれない」とマスターのおかあさんが経営の小料理屋「とめこ」を、1987年ビルに新築したのを機会に一軒に合わせて「紅とめこ」としてリニューアルオープンしたとのこと。おかあさんは12歳から「とめこ」という名前で祇園町の舞妓そして芸妓として活躍した。店もおかあさんもマスターも祇園生まれの祇園育ち、昔の祇園風情の話に花が咲くこと請け合いである。
店内は、入り口右手に食事ができるカウンターがあり、格子のガラス戸を隔てて左に大画面でカラオケがゆったりと楽しめるボックス席がある。 マスターの水口さん曰く「粋菜婆(すいなバー)」と称するよう、華やかな祇園文化を知っているおかあさんの存在とオリジナルのおばんざい、そしてお酒もカラオケもゆったりと楽しめることが「紅とめこ」の最大の魅力である。

おばんざい

ポテトサラダと糸こん煮

加茂なすの田楽

「紅とめこ」風お好み焼き

白味噌仕立ての京雑煮風

料理は、おばんざいの他、チーズや洋食、麺類も楽しめ、おすすめの「おばんざいコース」5250円(税込)の他、豊富にある。行った時間や腹具合にあわせて客の要望に応じてもらえるなど、客とマスター、おかあさんとのあったかいコミュニケーションが自然と生まれる。
夏はオリジナルの味噌のかかった「加茂なすの田楽」、冬はおかあさんの手作りの薄味「おでん」があり、季節によりいろいろな味が楽しめる。素材は、野菜は京野菜、豆腐はとようけ茶屋、こんにゃくは新潟から取り寄せるなどこだわりがうかがえる。おかあさん手作りの「ポテトサラダ」と「糸こん煮」はおすすめというだけあって、なにか隠し味があるような気がするが「何もおへん。普通の味付けどす。」と答えが返ってくるのは、きっとおかあさんの長年の秘訣が隠されているからだろう。「紅とめこ風お好み焼き」は厚さが6センチもあり、30分かけて焼く。ふんわりと焼きあがったソースたっぷりのお好み焼きをバーカウンターで食するのもおつなものである。京都ならではといったメニューは「白味噌仕立ての京雑煮風」。年中楽しめて白味噌が好きな客には嬉しい限りだ。丸餅はもちろんのこと、お豆腐が入っていてひと工夫ある。おそがけにぴったりの麺類では、とろろ茶そば、にゅう麺があり、腹具合に合った食事ができる。あらゆるメニューに「紅とめこ」独自の味が楽しめるところに、食べることが好き、作るのが好きというマスターの食の原点があるように思う。

お客様・・・

客層は、年配の方からその2世というように2世代での利用も多く、店の歴史が感じられる。マスターとおかあさんがいる「紅とめこ」の家庭的な雰囲気を味わいながら、ゆっくりくつろげることが理由であろう。
それから、食事だけでなくお酒も充実していることも幅広い年代に愛される理由であろう。ボトルキープもショットもあり、ワイン、カクテル、地酒は〆張鶴、焼酎は宝のZIPANGまでそろっている。
団体の予約もでき、食事は18名まで、カラオケは34名まで、また間仕切り格子を取りはずせば全体で35名までゆったりとしたスペースで楽しむこともできる。食事とカラオケと1次会、2次会を同じ場所で続けて楽しめるのは、「紅とめこ」ならではであり、安心して利用できる。 さまざまなニーズにこたえてくれる「紅とめこ」は、いろんな場面で利用できる「粋菜婆」であることは間違いない。


【地図】