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祇園情緒あふれる場所でリーズナブルな創作料理を


(よ ろ ず え ん ら く)
所在地 京都市東山区花見小路通四条下ル
四筋目東入ルつきあたり手前3件目南側
電 話 075-533-1511
営業時間 17:30~23:00
定休日 年中無休
席 数 <1階>カウンター 8名
      テーブル席4名×3
      (14名までの団体予約可)
<2階>テーブル席4名+6名+10名
      (30名までの団体予約可)

『萬’燕楽』が店を構えるのは、祇園の中でもとりわけ格式高いとされるエリア。周囲には一見(いちげん)さんお断りのお茶屋が軒を重ね、その町並みに馴染んだ店の外観は、一見敷居の高そうな雰囲気を漂わせる。ゆっくりとその入り口の引き戸を開けると、「いらっしゃいませ!」という威勢のいい声とともに若い店員たちがお出迎え。実はこの店、元気・笑顔をモットーとする京都・先斗町の洋風居酒屋『厨厨』の3号店で、築100年のお茶屋を改装して1996年にオープンさせたというもの。店内には、京町家の風情を残しながらも、洋館風のステンドグラスやアンティーク家具、琉球畳、竹材の天井など、昔ながらのあらゆる要素をミックスさせたノスタルジックな趣が広がっている。外観からは予想のつかない「肩の凝らないホッコリ落ち着ける空間」、そして何より「お一人さま4,000円見当」という決して高くない価格設定が人気の秘密だ。葦簾(よしず)越しに京情緒あふれる景色を眺めながら、リーズナブルな料理をいただく・・・・・・そんな萬’燕楽の店内は、特に週末は予約なしだと席が取れないほど多くの客で賑わっている。
 

店長の土井三成さんは、いわゆる「敷居の高い割烹料理店」での板前経験を持つ。萬’燕楽では、かつて腕をふるった日本料理の手法をベースに、日本全国の郷土の味や、西洋・中華・アジア各国の手法も取り入れた「王道ではない料理のおもしろさ」を追求。メニューには、料理によって人を楽しませたいという思いのつまったユニークな料理がバラエティー豊かに並んでいる。
「ぷりぷり海老の京番茶いため(780円)」は、その名の通り海老のプルっとした歯ごたえと京番茶の芳ばしさが同時に楽しめる一品。「手造り胡麻豆腐」は胡麻と葛をゆっくり練り込んで作った自信作で、市販のものとは比較にならないほど胡麻の風味がしっかりと利いている。モチモチ・ホクホクした食感の「じゃがもち(600円)」は、バター醤油との相性もよく、その風味はどことなく懐かしい。定番中の定番「するめの天ぷら(600円)」は、やわらかいするめを厳選するところからこだわり、“外はサクっと中はホクっと”仕上げている。
定番メニュー意外にも日替わりで提供する黒板メニューがあり、その数はざっと20品目。旬のものやその日に入荷した食材に応じてアレンジする日替わり料理の美味しさは、また格別だ。