075−525−1139
6:00PM〜4:00AM 日・祝は1:00AM迄
カード支払可能 団体・座敷は予約することをお勧めします
花見小路末吉町という祇園の真ん中に位置する“祇園「瓢たん」”。大きなちょうちんを目印に細い小路を東へ歩き進む。扉を開けて中に足を踏み入れるとモダンな店造りに驚かされる。カウンター上にある隠しライトはまるで映画「グランブルー」を思いださせるコバルトブルー、壁にはフランスボルドーで購入したというワインラベルのポスターがあり、地中海を思わせるモダンな雰囲気だ。かと思いきや奥に進むと坪庭をしつらえた座敷があらわれる。ほりごたつ式の座敷とどこか懐かしい円卓の座敷。ゆっくりとくつろげる時間を洋・和どちらでも楽しめる。マスターの西坂泰三さんは味を求めて世界をめぐり歩いている。そのことが食べ物にも雰囲気にも洋と和の調和がみられる理由かもしれない。 「瓢たん」は、マスターのお父さんの西坂正三氏が1973年に寿司・割烹の店としてこの地で開業したのが始まり。そして現在の「瓢たん」は、1999年9月にマスターが無国籍創作料理「旬味彩菜」のコンセプトで新しくスタートしたお店である。「瓢たん」という店名は、西坂正三さんが太閤秀吉と同じ誕生日1月1日生まれでファンであることから、「秀吉の馬印 千成瓢箪」に由来している。また四条花見小路を下った京料理「西坂」は、お父さんが経営する「瓢たん」の姉妹店である。 ハードロックのギタリストをしていたマスターがこの世界に入ったきっかけは、指の故障がもとで父の「和」のお店を全面的に手伝いはじめたことからである。しかし、ワインに造詣が深く、京野菜の調和などの味を追求すると「和」だけではおさまりきらなくなり、現在の無国籍創作料理「瓢たん」が生まれた。「リニューアルから早や二年、賛否両論雨あられの中、自己中でがんばります。料理もメニューも人間も勝手乍ら試行錯誤で進化します。そんな思いを、料理を気軽に様々な人に食べてもらいたいし、場所が祇園だからといって構えることなく気軽に来て欲しい」とマスターは言う。そんなマスターの食そのものを追求した料理を一部ではあるが紹介したい。
おすすめ【赤ワイン】 ◆ゲノック ジンファンデル カリフォルニアの代表的品種 (左) ◆ゲノック プティ・シラー(中央) 世界中のプティ・シラーの中でも最も多くの金賞を獲得しているワイン。 ◆ゲノック エステート・カベルネ・ソーヴィニヨン(右) (3点ともカリフォルニアワイン )